伊藤若冲@静岡県立美術館 ― 2010年05月06日 22時22分22秒

というわけで、行ってきました「伊藤若冲アナザーワールド展」@静岡県立美術館。このところ都内であった展覧会のように、タイトルに「若冲」がついていても作品は数点だけのものとは違って、9割以上の作品がちゃんと彼のもので占められた見応えのあるものになっていた。若い頃の執拗な描き込みによる彩色画や、(宮内庁三の丸尚蔵館にも収められている)有名な「樹花鳥獣図屏風」も、もちろん素晴らしいんだけど、どちらかというと生涯制作し続けられた水墨画のほうにスポットが当たっていて、それが制作年代順に展示されており、年期を重ねてかわってゆく筆致の違いがよくわかるようになっている。もう晩年の作品なんてあそびがふんだんにあってほんとにお茶目。下の画像なんてタイトルは「涅槃図」ですからね。そう、ふたまたの大根がお釈迦様なんですよ。かわいいでしょ。大阪出身の関西人としては、そんなユーモアがとても共感できて、親しみがわく。その飄々とした画風をすっかり自分のものにした若冲は亡くなる85歳まで筆を握り続けたのである。凄いなあ。
連休明けの平日、地方の美術館でもさすがはブームの若冲、それなりに客はきていた。といっても都内の展覧会のように入場制限やびっしりと作品前にならぶ人ごみで作品がみえないなんてことは全く無く、16時をすぎたころからどんどん人が減り、閉館30分前のころには、いくつかに分けられた展示室で、作品を独り占めして鑑賞することもできた。しんとした部屋の真ん中の椅子に座り、肉筆彩色の金屏風をぼけ〜〜〜っと一人で眺め続けられるこの至福。遠いけど来た甲斐があったとつくづく思いましたよ。
それから、最近の展覧会によくあることで、会期中の前半と後半で展示物がけっこう入れ替わっちゃうんだけど、あれ、なんとかなりませんかね。図録見るとがっかりするんだよね。それか、前半と後半2回行ったら割引になる券とか、出してくれませんか。
こちらの展覧会は5月16日で終わり、その後千葉市美術館でも開催されます。興味を持たれた関東にお住まいの方はぜひお出かけください。日本画、水墨画が好きな人にはお勧めします。

スパイスジャーナル創刊第1号 ― 2010年05月10日 22時22分22秒
このまえにも書きました「スパイスジャーナル」創刊第1号ができました。友人のライター、カワムラケンジのスパイスへの愛があふれた冊子になっています。広告やスポンサー、定期購読はひきつづき大募集中です。完全なるインディー出版ゆえ、昨今のフリーペーパーのように無料というわけにはいかないのですが、深くつっこみつつもゆるさ軽さも交えた楽しい読み物です。どうぞお手に取ってみてください。詳しくは、http://osaka-spice.net/ まで。あ、でもこちらにはまだ創刊準備号の情報しか載ってないですね。お問い合わせは sj@osaka-spice.net です。何冊か買い取ってうちの店に置いてもいいよというありがたいお店もぽつぽつ出てまいりました。
それから、5月13日木曜日、J-WAVEというFM局の番組、「ミュージックプラス」に、数分間の電話出演ですが編集長のカワムラケンジが出演し、「スパイスジャーナル」をご紹介することが決定しました。時刻は12時20分ころだそうです。ラジオがお手元にある方、仕事中J-WAVEをお聴きの方は、ぜひご注目を。どうぞよろしくおねがいします。
ウィジェットかえてみました ― 2010年05月18日 18時12分02秒

自分でもよく仕組みがわかっていないのですがこの左に表示されているアマゾンのくるくるウィジェット、商品をポチッとして購入すると、私に何かお得なことがあるんだと思うのですがまだ一度もお知らせが来ないところをみると、誰もポチッとしてくれてないんですね。ですね。
ということでラインナップをかえてみました。ずっとほったらかしにしていたし、どういう基準でそこにならんでいるかがいまいちよくわかりませんし。10点のうち7点は私が装丁やデザインに関わった書籍。のこりは個人的にお薦めする本です。ここに表示できるのは今のところ10点だそうですが、早く10点全てを自分の装丁した本で埋めたいものです。(昔の作品もあわせたら10点以上はあるのですが、すでに絶版だと思うので)もし、もしよろしければ、一度ポチッとしていただけませんか。ああいや一度だけの「ポチッと」では「購入する」までいかないのか。ええと、ここを「ポチッと」して、最後の「購入する」までいってみてくださいませんか。これでいいのか。
でも、自分はいつも本は本屋さんで買ってます。本屋が好きなもので。画像は、近年活躍が目ざましい、いしいしんじさんの「トリツカレ男」。いくつか読んだいしいさんの作品の中では特にお気に入りのものです。舞台にもなったんでよねたしか。上の子もこの本を読んで「凄くよかった」と言っていたことを(ふるい知り合いである)お兄さんに話したら、「トリツカレ男を選ぶとは、君らは眼が高い!」とお褒めの言葉をいただきました。現在は新潮文庫から出ているようで、この画像はたしかビリケン出版(だったと思う)から出ていた単行本のカバーです。
ということでラインナップをかえてみました。ずっとほったらかしにしていたし、どういう基準でそこにならんでいるかがいまいちよくわかりませんし。10点のうち7点は私が装丁やデザインに関わった書籍。のこりは個人的にお薦めする本です。ここに表示できるのは今のところ10点だそうですが、早く10点全てを自分の装丁した本で埋めたいものです。(昔の作品もあわせたら10点以上はあるのですが、すでに絶版だと思うので)もし、もしよろしければ、一度ポチッとしていただけませんか。ああいや一度だけの「ポチッと」では「購入する」までいかないのか。ええと、ここを「ポチッと」して、最後の「購入する」までいってみてくださいませんか。これでいいのか。
でも、自分はいつも本は本屋さんで買ってます。本屋が好きなもので。画像は、近年活躍が目ざましい、いしいしんじさんの「トリツカレ男」。いくつか読んだいしいさんの作品の中では特にお気に入りのものです。舞台にもなったんでよねたしか。上の子もこの本を読んで「凄くよかった」と言っていたことを(ふるい知り合いである)お兄さんに話したら、「トリツカレ男を選ぶとは、君らは眼が高い!」とお褒めの言葉をいただきました。現在は新潮文庫から出ているようで、この画像はたしかビリケン出版(だったと思う)から出ていた単行本のカバーです。
スパイスジャーナル続報です ― 2010年05月27日 11時09分05秒

私もデザインスタッフとして関わりました日本初!?のスパイス専門誌「スパイスジャーナル」(季刊)めでたく出ました第1号はごくごくマイナーながらもじわじわと購読のご注文をいただいているそうです。J-WAVEで取り上げられたのも少しは功を奏したのかもしれません。といってもほんとに手作業で手探りではじめた、吹けば飛ぶよなこの冊子、軌道に乗るにはまだまだの状態です。今日も地道にお店まわり、営業活動が続いていることでしょう。
まだスパイスジャーナルをご覧になっていない皆様、興味はあるけど注文に躊躇されている皆様、年間ご購読の読者さまにはおまけとして年2回、オリジナルブレンドカレー粉がついてきます。けして損はさせません。いかがでしょうか。いちおう創刊準備号00号は無料配布を終了したことになっているのですが、私の手元には若干残っています。ご希望の方はこのブログのコメント欄を通じてお知らせください。書籍小包あつかいで郵送いたします。(なお部数に限りがありますのでお一人さま1部とさせていただきます)送り先等記入をされても、記入後のコメントは非公開にしていますので、安心してどうぞ。
そして、このたび創刊後工事中だった公式サイトが無事更新されましたのでお知らせいたします! どうぞよろしくお願いします。 http://osaka-spice.net/
まだスパイスジャーナルをご覧になっていない皆様、興味はあるけど注文に躊躇されている皆様、年間ご購読の読者さまにはおまけとして年2回、オリジナルブレンドカレー粉がついてきます。けして損はさせません。いかがでしょうか。いちおう創刊準備号00号は無料配布を終了したことになっているのですが、私の手元には若干残っています。ご希望の方はこのブログのコメント欄を通じてお知らせください。書籍小包あつかいで郵送いたします。(なお部数に限りがありますのでお一人さま1部とさせていただきます)送り先等記入をされても、記入後のコメントは非公開にしていますので、安心してどうぞ。
そして、このたび創刊後工事中だった公式サイトが無事更新されましたのでお知らせいたします! どうぞよろしくお願いします。 http://osaka-spice.net/
宇和島行き計画 ― 2010年05月27日 15時46分50秒

7月の末に、義母の法事があるため四国愛媛県は宇和島行きの予定を立てている。カミさんのご兄弟方も集まるらしい。10年ぶりかそれ以上か。昨年の高知に続いての四国行き。なぜか僕の身辺には四国に縁のある方々が結構多くて、4県みな無縁ではないのである。そのあとに大阪にも立ち寄ろうと考えているので、高速料金の法案が右往左往してどうなるのか決まらない中、ここはひとつレンタカーでいってやろうかと計画中。運転は大好きだし現地での移動にも自由が利くし。ハイブリッドカーなんかで高速の長距離を走ったら燃費がどうなるのかなど、今から少し楽しみである。昨年は高知まで高速バスを使ったが子供たちはすごく楽しかったと頼もしいことを言ってくれているので自動車も心配ないだろう。今からCDは何を持って行こうかななどと楽しそうだ。さてあとは高速料金が夏休みまでにどういうふうに決まるかだけど、ガソリンがよっぽど高騰しないかぎり、トータルで今より高くなることはまずなさそうなので自動車での旅、ほぼ決定です。時間帯による高速の割引などもあるので細々したことを調べなければ。
こんなに早い時期から旅の予定を立てたことなんて、初めてかも知れない。なんか大人な気分。(実はご兄弟に参加をどうするかせかされていただけです)(写真は宇和島城だそうです)
こんなに早い時期から旅の予定を立てたことなんて、初めてかも知れない。なんか大人な気分。(実はご兄弟に参加をどうするかせかされていただけです)(写真は宇和島城だそうです)
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