災害の記録2011年04月09日 21時18分17秒

もうすぐ大地震からひと月です。僕はあまり今回の震災の報道写真や映像をしっかりと見てきませんでした。地震の直後はさすがに情報が必要でしたが、二日後くらいから10日間位は、災害の状況を写すテレビは一切見ず、ようやく見られるようになってからも民放テレビの報道や映像、動画などは一切見ませんでした。最初に見た映像がすごすぎて、情けないことに精神的ダメージを受けたようです。自分のことを鈍いほうだと思っていたのですが、意外でした。

ここにきてやっと今回の災害の凄まじさをちゃんと目に焼き付け、記憶にとどめておいたほうがいいんじゃないかと思いはじめました。ネットなどで少しずつ、その禍々しく、忌々しい記録を見ています。忘れないように。風化させないように。まだまだ発電所の問題は進行中ですが……。

そこで見つけたのが、以下にあるサイトです。ニューヨーク・タイムズのサイトにある東日本大震災の報道記録写真です。被写体はそれは悲惨で辛いものですが、高い質とその冷静な視点とが、流して見ることをさせてくれません。ごらんになる場合は、海外メディアゆえ、日本では取り上げられないような写真もありますが、ご了承ください。あらためて被災地への支援、復興へと立ち上がっている方々への応援をしようと思いました。http://nyti.ms/efzWEv

洋菓子教室 修了証2011年04月16日 18時00分34秒

パンフレットや看板の制作でお世話になっている渋谷区の注文洋菓子店、ラ・シュエット。 http://www.la-chouette.jp/index2.html 今度はそちらのオーナー・シェフ、近藤冬子先生が開かれている洋菓子教室「ラトリエ・デュ・グー」の修了証を制作しました。2年間みっちりと近藤先生からお菓子作りを学ばれた生徒さんたちが受け取るものです。制作にあたり先生からいくつか海外の修了証の実物を見せていただき参考にしました。本当の学校なら、エンボス(型押し)や箔押しなどを使って豪華にするのですが、こちらはお菓子やさんが開いている小さな教室(アトリエ)です。(小さなと言っても、シェフの近藤先生は以前「料理の鉄人」に出られたこともあるし、今でもNHKの料理番組にもちょくちょく出演されたりする、それは名の知れた先生なのですよ)今回は必要な枚数が少なかったので印刷はせず、質感を重視した色上質紙で、厚みのあるものにレーザープリンタで印刷。封筒もそれに見合った風合いのものを探しましたが市販の大型封筒にはなかなかこれといった洒落た紙を使ったのがなく、ええいそれならとバラの紙を買い、勢いで手作りしてしまいました。使った紙は竹尾の羊皮紙(黄土)です。
 数万部印刷されるようなマスの仕事も、受け取る人の顔や反応がダイレクトに見えるこういう小さな仕事も、制作の楽しさにはなんの違いもありません。今回は納品も直接の手渡しで、反応がダイレクトなだけに久しぶりの紙工作、封筒作りは緊張しました。昔は特殊紙を使ったDM制作やパッケージの提案などで、実際にいろいろな紙を仕入れて切ったり貼ったり、プレゼンやカンプ制作をしたものです。紙に折り目つけるあの道具、名前なんだったっけなあ。
 仕上がりは、それぞれのトーンもマッチしたんじゃないかと思っています。さて、生徒さんたちの受けはどうでしょうか。
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