九十九里浜 ― 2009年05月03日 23時23分23秒

カミさんの仲良しママさんのご兄弟が住む千葉県のお宅に昨年に続いて家族でお世話になった。カミさん子供は昨日から先にお邪魔しているが仕事のため一日遅れで出発の俺は単車で行くことにした。渋滞がいやなので朝5時に出発しようとしてその前にコンビニエンスストアへ乾電池を買いにいったら店先に届いたばかりの束ねられたスポーツ新聞にとんでもない訃報が載っていて激しく動揺してしまう。気をとりなおして出発しようと思ったけどとりなおせないのでそのまま出発。単車を走らせながらヘルメットの中でその人が歌っていた歌を絶叫にちかい声で歌っていると涙が出てきた。千葉東金道路から九十九里有料道路を通って、一宮PAで海を見ながら休憩。缶コーヒーを飲んだがまだ動揺していた。いいかげんに気をとりなおしてカミさんママ友ご兄弟のお宅に到着。3家族12人でまた浜にでてBBQと浜遊びを楽しみました。
千葉の休日2日目 ― 2009年05月04日 23時23分23秒

昨夜はそのままカミさんママ友ご兄弟のお宅に泊まり、今日は二日目、帰宅する日。6時に起きてカミさんとタンデムで一宮海岸までちょい走り。早起きのサーファーを眺めながらまたHOTの缶コーヒー。戻って朝食のあとは泊まったお宅の男の子を単車に乗せて近所を回ってあげたり工作の相手をしてあげた。切り紙でリクエストに応じて色んな動物たとえば烏賊蛸蟹鯨海豚鮫兜虫鍬形蝶ライオン馬縞馬犀象兎浦安の鼠なんかを切ってあげたら「なかなか工夫してるね」とお褒めの言葉を頂戴しました。Kくんどうもありがとう。帰りの高速は渋滞の車をすり抜けすり抜けで停まりこそしないものの下道なみのスピードで走る。うちに着いて風呂とメシをすませたら疲れが出てソファでしなびてしまった。年とったなあ。
わかっていてくれる ― 2009年05月04日 23時45分56秒

中学校3年生の3月、所属していた水泳部の送別会があった。こちらは送り出されるがわだがこれを機会にロックバンドをやってみようということになった。部長のKがギター、Iがベース、KeyはYという奴が弾けたはずだがメンバーにいたかどうかは忘れた。まるでロックを知らないFがヴォーカル。俺は聞いたこともないメーカーの通信販売っぽい3点ドラムセットをOBの先輩から借りて練習した。さて本番。メンバー全員がグリーンのジャージにスポーツ刈りが伸びた微妙な頭。会場はたしかどこかの空き教室だったので、足元は当然上履き。キッスやゼッペリンの曲も練習したがユーミン好きのヴォーカルFはまるで歌えずサビ以外はほとんどインスト状態になってしまう。聴いていた皆はさぞ辛かったことだろう。思い出すだけで赤面ものの忘れ去りたい過去である。で、そのなかで一番ましだったと思われるのが一曲目に演奏したRCサクセションの「ようこそ」、ベースのリフとドラムでイントロを引っ張ってメンバーの紹介を間にはさんで聴衆を盛り上げていく曲。構成もシンプルだしなにより歌詞が日本語なのでFも他よりはまだどうにか歌になっていたような気がする。それでもカンペ使ってたけど。当時はちょうどRCの人気が盛り上がってきたころで、俺達のようなイナカの中学生のくせにへんな洋楽信仰を持っていた小僧にも「これがニッポンのロックンロールだぜ」といって「上を向いて歩こう」を歌うキヨシローはすごくかっこよく見えた。後にNHKのヤングミュージックショーでみたライブは忘れられない。オーティス丸出しのシャウト、ストーンズそっくりのステージセットにJBそのままのマントショー、小柄で痩せててルックスは特に二枚目!というふうでもないのにそれでもキヨシローがあの声で「愛してま〜す!」と叫べば全部OKだった。女の子が騒ぐのもすごく理解できた。ドクトル梅津とのR指定のような絡みもすごかった。大阪で育った俺は「ダチ」や「ポシャる」という言葉をRCで知った。
さらに後だと思うが、NHKのFMで憂歌団とのジョイントライブが放送された。前半は憂歌団。初めて聞いた憂歌団にも度肝を抜かれたがその後に「今日はご機嫌なバンド、ゆぅ〜〜かだんと一緒にやれて、最高だぜ」と登場したRCはさらにパワフルだった。宝物だったそのテープはどこにいったのかもうわからない。さらに時が経ち俺が上京してから奇跡的に実現したイアン・デューリー&ブロックヘッズの後楽園ホールでの公演のアンコールに、キヨシローはRCのメンバーほぼ全員を引き連れて飛び入りした。当時キヨシローはそのブロックヘッズをバックにソロアルバムを出していたのでその縁での飛び入りだ。(ちなみにその時のゲストでギター弾いてたのはオープニングアクトもつとめたDr.Feelgoodのウィルコ・ジョンソンでした)生で観る歌うキヨシローはこれが最初で最後になった。狂喜乱舞阿鼻叫喚の場内、いつ終るかもわからないようなロック宴会場と化した後楽園ホールで最後に皆で大合唱した歌は「Sex&Drugs&Rock'n'Roll」だったか「Stand by Me」だったかどうか、もうはっきりとは思い出せない。
そのイアン・デューリーが癌で亡くなりRCも憂歌団も解散してさらに時が経ちキヨシローが自転車に乗るようになった頃だろうか、吉祥寺に住み結婚して子持ちになった俺がある春先にお気に入りの古びた地元の焼肉屋に家族で行った時、うしろの小上がり席に座って娘さんと二人で食事をするキヨシローにカミさんが気づいた。傍らには娘さんの新学期の準備か文具店の袋がある。舞い上がった。俺は昨日食べた飯もへろりと忘れるくらいだから当然この時何をどう食べたかは全く記憶にない。カミさんはもうおろおろしている。ステージほどはつんつんじゃないがあのヘアスタイル、膝に穴の空いたジーンズにオリーブグリーンのモッズパーカー、べつにグラサンなんかはかけていない。二人はのんびりと静かに食事をすませ、彼は勘定のために立ち上がる。俺は当然声などかけられない。そのあと、レジのところから聴こえたのは財布を開く「バリバリ」という音。あの、開閉用にマジックテープを使ってあるスポーツタイプのあの財布だ。何かすごくカッコよかった。彼が「ごちそうさま」と言ったかどうかは憶えていないが娘さんを引き連れて静かに彼は店を出て行った。店のお兄ちゃんによるとたまにではあるが何度か来店していたらしい。なぜか財布に感動した話を何度もする俺にカミさんは次はそのタイプに買い替えればいいのにとよく言う。その時が来たのかもしれない。彼の死後ネットでは多数の冥福を祈る言葉が捧げられたりしているしこんな自己満足のめちゃくちゃな駄文で感傷に浸っている俺みたいな連中もいっぱいいることだろう。やっぱり、今は彼の最も身近な人たちが一番辛いに決ってるから、私は残されたその人たちのこれからの幸せも祈りたいと思います。そして、持っていない最後の作品を買いに行きます。みんなもお店に行ってCDを買おう! ああ、寂しいぜ。
画像はマンガ原作者でミュージシャンの久住昌之さんによる切り絵作品です。http://www.qusumi.com/
さらに後だと思うが、NHKのFMで憂歌団とのジョイントライブが放送された。前半は憂歌団。初めて聞いた憂歌団にも度肝を抜かれたがその後に「今日はご機嫌なバンド、ゆぅ〜〜かだんと一緒にやれて、最高だぜ」と登場したRCはさらにパワフルだった。宝物だったそのテープはどこにいったのかもうわからない。さらに時が経ち俺が上京してから奇跡的に実現したイアン・デューリー&ブロックヘッズの後楽園ホールでの公演のアンコールに、キヨシローはRCのメンバーほぼ全員を引き連れて飛び入りした。当時キヨシローはそのブロックヘッズをバックにソロアルバムを出していたのでその縁での飛び入りだ。(ちなみにその時のゲストでギター弾いてたのはオープニングアクトもつとめたDr.Feelgoodのウィルコ・ジョンソンでした)生で観る歌うキヨシローはこれが最初で最後になった。狂喜乱舞阿鼻叫喚の場内、いつ終るかもわからないようなロック宴会場と化した後楽園ホールで最後に皆で大合唱した歌は「Sex&Drugs&Rock'n'Roll」だったか「Stand by Me」だったかどうか、もうはっきりとは思い出せない。
そのイアン・デューリーが癌で亡くなりRCも憂歌団も解散してさらに時が経ちキヨシローが自転車に乗るようになった頃だろうか、吉祥寺に住み結婚して子持ちになった俺がある春先にお気に入りの古びた地元の焼肉屋に家族で行った時、うしろの小上がり席に座って娘さんと二人で食事をするキヨシローにカミさんが気づいた。傍らには娘さんの新学期の準備か文具店の袋がある。舞い上がった。俺は昨日食べた飯もへろりと忘れるくらいだから当然この時何をどう食べたかは全く記憶にない。カミさんはもうおろおろしている。ステージほどはつんつんじゃないがあのヘアスタイル、膝に穴の空いたジーンズにオリーブグリーンのモッズパーカー、べつにグラサンなんかはかけていない。二人はのんびりと静かに食事をすませ、彼は勘定のために立ち上がる。俺は当然声などかけられない。そのあと、レジのところから聴こえたのは財布を開く「バリバリ」という音。あの、開閉用にマジックテープを使ってあるスポーツタイプのあの財布だ。何かすごくカッコよかった。彼が「ごちそうさま」と言ったかどうかは憶えていないが娘さんを引き連れて静かに彼は店を出て行った。店のお兄ちゃんによるとたまにではあるが何度か来店していたらしい。なぜか財布に感動した話を何度もする俺にカミさんは次はそのタイプに買い替えればいいのにとよく言う。その時が来たのかもしれない。彼の死後ネットでは多数の冥福を祈る言葉が捧げられたりしているしこんな自己満足のめちゃくちゃな駄文で感傷に浸っている俺みたいな連中もいっぱいいることだろう。やっぱり、今は彼の最も身近な人たちが一番辛いに決ってるから、私は残されたその人たちのこれからの幸せも祈りたいと思います。そして、持っていない最後の作品を買いに行きます。みんなもお店に行ってCDを買おう! ああ、寂しいぜ。
画像はマンガ原作者でミュージシャンの久住昌之さんによる切り絵作品です。http://www.qusumi.com/
BlackEyedZepは宴会好き ― 2009年05月05日 23時23分23秒

昨年5月のライブを最後に飲み会仲間に成り変わった我がバンド「BlackEyedZep」の宴会を拙宅で開く。Bass&Keyが都合がつかなかったのは残念ではあったが残りのメンバーも顔揃えるのは久しぶり。かわいい双子ちゃんもVoのお母さんと一緒に来宅。うちの子供達と仲良くやってくれた。初めて見た飲んだの「Zeppelinワイン」やヘルシーフードや美味しいデザート、秘蔵映像の鑑賞などで大いに盛り上がった。さあ次のライブはいつにしましょうか、いやその前にまず音出ししましょうよ。じゃあその前に打ち合わせをかねて飲みましょうああそれはいい賛成賛成いい公園をみつけたので今度は野外で飲み会やりましょうよと音よりも酒になってしまうのが、うちのバンドの楽しいところである。まあのんびりやりましょう。みなさん差し入れどうもありがとうございました。僕も練習しますね。
ラトリエ・デュ・グー ― 2009年05月07日 23時34分56秒

印刷物や看板などの制作をお手伝いをさせていただいたご縁で、洋菓子教室の改装&開店(?)祝いのパーティにおよばれしてきました。通常はお菓子の注文販売をされているところに、新しいお菓子の教室を開かれることになったのです。こちらの近藤先生、何しろあの「料理の鉄人」に出演されたこともあるくらいの、日本でも十指には入ろうかという名お菓子職人(今よく言うパティシエでいいのでしょうか)のかたなのです。内装も新たな会場のアトリエにならんでいたお菓子や料理はどれもこれも美しく素晴らしい。そしてどれもこれも聞いたこともない名前でしたが、素人の舌にも素材が違う、仕事の丁寧さが違うと一発でわからせるくらいの見事なものでした。ついつい日中なのも忘れてワインやシャンパンをしっかりいただきながらベルギー仕込みの焼き菓子に生菓子やお料理に舌鼓をポポポポポポポポポンポンポンポンとうちまくってきました。眼にも楽しいお菓子が並んでいる厨房とお部屋を仕切るカウンターには女性が鈴なりでこんなにいろいろ一度に食べちゃうなんてもったいなすぎるぅとか私もうここから動きたくなぁいぃなどという嬉しい悲鳴も飛び出しておりました。そのアトリエの名前は「ラトリエ・デュ・グー」 http://la-chouette.jp/index2.html お菓子の注文販売はおなじ場所ですが屋号は「ラ・シュエット」で営業されています。どうぞよろしく。めちゃめちゃ美味しいですよ。
忌野清志郎「青山ロックンロールショー」 ― 2009年05月09日 23時23分23秒

カミさんに誘われ、青山葬儀場で開催された忌野清志郎「青山ロックンロールショー」に行ってきた。仕事があったのである程度区切りをつけて夕方から出かける。青山一丁目駅から会場に向かうと案内のスタッフが看板を持って立っていて会場までどれくらいかかるかわからないままそれに従い墓地に入って列に並ぶ。メッセージカードを渡されたので並びながら想いを書き記す。参列の人たちは世代も服装もまちまちだが皆静かにスタッフに従っている。遠くの会場からは清志郎の新旧の歌が流されているのが聴こえてくる。「本日はお忙しい中青山ロックンロールショーにお越しいただきありがとうございます」「長時間お待たせして申しわけありません」とくり返すアナウンス。途中で乃木坂からの行列と合流する。ものすごい人である。門のところまで来ると、以前ステージの演出に使われた巨大な兎のバルーンがわれわれを迎えてくれた。会場に入り、メッセージカードとポストカードを交換してもらいジグザグの列を進んで祭壇のあるホールに入った。垂れ幕は紅白で、壇を覆う布地は真っ赤、ドハデさに思わず苦笑い。ホールの中も列はジグザグに進んで行った。お花を一輪渡されて手に持った。最後のアルバム「夢助」からの曲が大音量で流れる中、イエーッ!! に近づいて来た。正面に来た。スーツにネクタイの清志郎がはにかんでいる。位牌にギターにイーゼルに自転車オレンジ号やアンプやらドラムやらが並んでいるのを見たら涙腺が決壊した。まわりの人たちのようになにか叫びたかったが言葉が出てこなかったので手をあわせてイエーッ!! をただ眺めるだけだった。カミさんのほうに顔は向けられなかった。ホールを出たところで曲は「激しい雨」になった。すっかり夜になっているのにまだまだ行列はなくなっていない。集まった万単位の人たちの頭の中は皆きっとキヨシローのことでいっぱいだろう。そしてキヨシローの曲が流れている。みんなも口ずさんでいる。ほんとにこれは「ロックンロールショー」だなと思う。おれも一緒に歌いながら会場を出て、来てよかったと思いながらまっすぐ家に帰った。しかも空には見事な満月がくっきりと輝いていた。最後のロックショーのキヨシローはやっぱりカッチョよかった。
坂本龍一氏は、清志郎は思い残すことはないんじゃないかな、やりたいことはみんなやったと思うと語ったそうだが、それは音楽面でのことであって、まだ若い息子さんや娘さんを残して行くのは絶対に嫌だったろうと思う。俺もそう思うだろうし。でもそこんところは、あえて触れないだけで坂本さんだってわかってるんでしょうけどね。
坂本龍一氏は、清志郎は思い残すことはないんじゃないかな、やりたいことはみんなやったと思うと語ったそうだが、それは音楽面でのことであって、まだ若い息子さんや娘さんを残して行くのは絶対に嫌だったろうと思う。俺もそう思うだろうし。でもそこんところは、あえて触れないだけで坂本さんだってわかってるんでしょうけどね。
「グラン・トリノ」 ― 2009年05月14日 23時23分23秒

このタイトル「グラン・トリノ」がフォード製の車の名前だということは映画観るまで知りませんでした。いやあカッコいいですね。70年代のアメリカンでマッチョな車。マックィーンの「ブリット」に出てきた同じフォードのフルチューンマスタングはサンフランシスコの坂道をブリブリに走りまくりますが、この映画のグラン・トリノはピカピカに磨かれてはいるものの主人公と同じく隠居状態なのでカーチェイスはしません。ちぇ。子供達家族の言うことを全然きかない頑固ジジイがヘタレな若者と心通わせていく様子にアル・パチーノの「セント・オブ・ウーマン」を思い出し、在アメリカアジア系少数民族が出ているということで、ルイ・マル監督の「アラモ・ベイ」(音楽はライ・クーダー!俳優は……忘れた)を思い出しました。このところ観たイーストウッド作品「ミスティック・リバー」「ミリオンダラー・ベイビー」ではどちらも鑑賞後は重〜く切ない気分になったものですがこれもやっぱり切なくなりました。こうするしかないんかい!って感じですかね。世間の評判とは違ってぼくは全体的にちょっとばかし物足りなさを感じましたが、イーストウッドの「ジジイっぷり」には満足でした。体や手の動きや喋り方うなり声がほんとにジジイ!いやいや実際ジジイだしそのまんまなんですがこれがいいんですよ。ジジイフェチの方ならきっと太鼓判を押してくれるはずです。よね? でもこれで役者を引退するのは勿体ないなあ。エンディングでしっとりとジャズ歌ってるのはきっと監督ご本人でしょうね。結構出たがり?
(c) 2009 Warner Bros. Entertainment Inc. and Village Roadshow Films (BVI) Limited.All Rights Reserved.
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久住昌之&Orchestra Q ― 2009年05月15日 23時45分56秒

以前掲載画像で忌野清志郎の素晴らしい切り絵を使わせていただいた久住昌之さんが高円寺JIROKICHIで「久住昌之& Orchestra Q」として出演されるというので出かけてきた。ゲストはcossami (g、vo)の2人。久住さん(G、Vo)の他、ホーン3人にベース、ギター、ドラム、パーカッション、オルガンの大所帯バンドから繰り出される芯のぶっとい息のあったファンキーグルーブと、それに乗っかるくだらない(もちろん褒め言葉です)爆笑ものの歌詞に場内は大いに盛り上がった。ゲストのcossamiのお二人もすごく可愛らしかったし。デビュー直後ということもあり都内をいろいろまわって営業しているらしいので注目すべし。http://www.cossami.com/ そして一緒に歌った歌はおなじみの「落武者」で客席は爆笑の渦。ダニー・ハザウェイの「LIVE」を彷彿とさせるような気持ちのいいうねりに身を任せて、最前列でゆらゆらと気持ちいい時間を過ごせました。画像は今回のライブとは若干メンバーの違う久住昌之とBlue Hipのアルバムジャケットです。どんなサウンドか気になったあなたはぜひ久住さんのブログをチェックしてライブに出かけてください。笑えて乗れて歌える、いいバンドです。http://mqusumi.exblog.jp/
「スラムドッグ・ミリオネア」 ― 2009年05月20日 23時45分56秒

今年のアカデミー賞8部門をさらった話題作、観てきました。同じ監督作品で有名な「トレインスポッティング」も観ていないので、一体どれほどのもんだろうと期待満々で劇場に出かけました。有名クイズ番組とスラム育ちの青年の生い立ちをからめた構成は面白かったんですが、途中からはパターンのくり返しになってしまって、なんとなく結末が読めてしまい、読めたら読めたでその大団円に向かって過度に期待はふくらむのですがそれほどでもなかったかなあと…。いろいろなところで「あそこがこうだったら」とか「この描写はもうちょっとこうだったら」とか、不満が出てきてしまいます。これもオスカー獲りまくったがゆえに出てきてしまう客のわがままですけどね。スラムでしぶとくたくましく生きてゆく子供達の描写は見終わった後しばらく客席で惚けてしまったくらいインパクトがあった大好きな映画「シティ・オブ・ゴッド」ほどのパワーは感じられなかったし、現代日本人にはよくわからないカーストについてはほとんど触れられないままだし、もうちょっと掘り下げてほしかったところです。後半が微笑ましいおとぎ話みたいになっていくのはそれはそれでOKでしたけど。あとこのクイズは日本でも放送していたので番組のシーンやBGMなどがなじみ深くてとっつきやすかったという意見もありましたが、俺は見たことがないのでその辺はわかりません。結果「残念だった」と思うところがちょこちょこと出てきてしまった映画でした。パワーがある映画を見た後って小さいことは気にならなくなっちゃうもんね。ということで他に大事なシーンはいっぱいあったんだけどきっと編集でカットされちゃったんだと思うことにします。あ、子役ちゃんは可愛かったですよ。特にヒロインの2人目の子役は妖しくて激カワでした。
なお途中で流れる素晴らしい挿入歌 http://www.youtube.com/watch?v=ps67fzMNPtg は、ご存知の方も多いと思いますがクラッシュの最後の名盤『コンバットロック』に入っている「STRAIGHT TO HELL」を大々的にサンプリングしたものです。ネタ曲のタイトルもなかなか刺激的で意味深ですね。上映中にこの曲が流れたときはゾクゾクっとして一番気持ちよかったかも。ちなみに元曲のイントロはこちらで聴けます。http://www.sonymusic.co.jp/?41108390_MHCP-892&41108390_MHCP-892_06SFL こうして書いてるうちに思い出したけどエンディングの曲もけっこうかっこよくて印象に残ってるから音楽は総じてよかったのかも。サントラ盤買っちゃおうかしら。
そして、この映画を観てこんなガキどもがうごめいて暮らすスラムに少しでも興味を持った方はぜひ「シティ・オブ・ゴッド」も観てみてください。それからもひとつ『絶対貧困−世界最貧民の目線』石井光太著(光文社刊)も読んでみてください。これは春に出て早くも四刷! これからきっと話題になる本だと思います。できたらお近くの書店で買ってくださいね。
なお途中で流れる素晴らしい挿入歌 http://www.youtube.com/watch?v=ps67fzMNPtg は、ご存知の方も多いと思いますがクラッシュの最後の名盤『コンバットロック』に入っている「STRAIGHT TO HELL」を大々的にサンプリングしたものです。ネタ曲のタイトルもなかなか刺激的で意味深ですね。上映中にこの曲が流れたときはゾクゾクっとして一番気持ちよかったかも。ちなみに元曲のイントロはこちらで聴けます。http://www.sonymusic.co.jp/?41108390_MHCP-892&41108390_MHCP-892_06SFL こうして書いてるうちに思い出したけどエンディングの曲もけっこうかっこよくて印象に残ってるから音楽は総じてよかったのかも。サントラ盤買っちゃおうかしら。
そして、この映画を観てこんなガキどもがうごめいて暮らすスラムに少しでも興味を持った方はぜひ「シティ・オブ・ゴッド」も観てみてください。それからもひとつ『絶対貧困−世界最貧民の目線』石井光太著(光文社刊)も読んでみてください。これは春に出て早くも四刷! これからきっと話題になる本だと思います。できたらお近くの書店で買ってくださいね。
北の丸公園 ― 2009年05月24日 23時45分56秒

日曜だけど雨なのでお外のお出かけはなし。子供らを連れて3人で北の丸公園内の科学技術館へ行った。竹橋駅に着くのが昼あたりになるので毎日新聞のあるパレスサイドビルで何か食べようと思ってたら日曜は全館休業でやんの。ちぇ。しかたなく地上に出るもあたりには全く食べ物屋さんの気配なし。結局小学館の向かいにあるファミレスでメシにした。自分は普段は全くといって使わないファミレスなんだけど………だって、ちゃんとメシ食べると結構高くないですか? ならばビールを減らしなさいという声が聞こえてきそうだからこの話はこのへんにして食後は一路科学技術館に。やっぱり雨だからかそこそこ混雑している。ずっと前に来たときより、モニタとコントローラがあるゲーム形式の展示が増えていた。まあこれだとソフトを変えるだけでリニューアルはできるからね。ただふだんゲームしまくってそうなガキがうちの子供が遊んでいる横で「まだあ」だの「早く終ってよお」だの「おそいなあ」だの「ぜんぜんへたじゃあん」などとこれみよがしにわめくのには殺意をおぼえたけど。そんなのに限って親はほったらかしでベンチでケータイ見つめてるしな。けっ。まあうちの子らはそういうくそガキを軽くあしらいながら楽しんでたようなのでまあよかったということにしよう。帰りにミュージアムショップに寄ったらここでもくそガキが陳列してある商品や絵本を持ち出して離れたところの床で我が物顔に遊んでいた。よく見たらさっきのガキでやんの。親は離れたところから「だめよお」などと言ってるがその濁った目はケータイを見つめたままだ。やれやれ。ああやれやれ。子供らはそれぞれちっちゃな石のアクセサリーと宇宙食のストロベリーをお土産に買って帰宅。今回の画像をみてすぐに科学技術館だとわかった人がいたら、あなたはエラい!
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