「借りぐらしのアリエッティ」試写会2010年07月07日 23時23分23秒

 スタジオ・ジブリ作品「借りぐらしのアリエッティ」の試写会に招待していただいたので、子供も連れて4人でぞろぞろと出かけました。http://www.karigurashi.jp/ 現代の日本の一軒家の床下にひっそりと暮らす小人の家族の物語。ジブリの絵職人さん達が描く素晴らしい背景美術。トトロのころから、ジブリ作品の身近な自然を表現する絵の美しさはもう名物になったといえるでしょう。今回も、それはもう存分に木々や草花の美しさ、自然描写を堪能できます。雑草の一本一本まで超リアルに描かれていますから、印象に残った草花はよく憶えておいて、観賞後に植物図鑑を手に取ってみれば、きっと楽しめることでしょう。
 ストーリーなどは、サイトに詳しくありますので、気になる方はそちらをご覧ください。観たあとの印象は、淡々とした、上質な絵本を読んだあとのような、ふんわりとしたものです。ハリウッドの大作アニメだったら、これではきっとプロデューサーのOKはもらえないんじゃないかと思うくらい、話はシンプルだし、ドキドキハラハラの大活劇もありません、あれはどうなったの?に対する答えもはっきりと描写されません。しかし、足りないところやあら探しやつじつまの合わないところをほじくり返したところで、野暮ってもんです。
 そんな一見地味な、シンプルな話でも、見終わって帰宅してから、日も替わってから、親と子供達が一緒になって「あそこはこうだった」「あのシーンはかわいかった」「あれはよかった。綺麗だった」などとまだまだ話題はつきないのですから、きっと心に染みたんだと思います。それほどジブリ作品観ている訳ではないんですが、スタジオ・ジブリにしか作れない、発表できない作品だと感じた映画でした。
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